こんにちは!
あっという間に3月下旬。時間が経つのが早く、なんやかんや焦りを感じます。
そんなわけで盗難被害に遭った僕ですが、、初めての盗難。
その後の対処方なんて常日頃から考えているわけではないので、いろいろと考えました。
その間、色々アドバイスをもらいながら(前々記事参照)なんとか帰国まで辿りつけたわけですが、
正直、盗難に遭う前にこうしておけば良かったなぁと思うこともありました。
そして、そうなんや!とか、こんな手段もあるんだ!って教えられました。
この経験があったおかげで次は焦らず処理できるぞ!
なんてことはもう思いたくありませんが、せっかくなので今回の経験を元に盗難後の処理についてまとめてみようと思います。
この記事が誰かの役にたつなんてことは思いたくないですが、参考になれば幸いです。
1. カード会社へ連絡
「まず警察に被害届を出すことなんじゃないの?!」
って思うかと思いますが、まずはこれです。
焦る気持ちもあって、すぐにでも警察に駆け込みたくなりますが、
まずは盗られたクレジットカードやキャッシュカードの発行会社に連絡して、カードを使えないようにしましょう。
交番や警察署に向かっている間に、犯人であるファッキンインド人達がカード類を使わないとも限りません。
携帯等も失い対応がすぐには出来なかったとしても、(周りの方のチカラを借りるなどして)連絡手段を確保できた時点ですぐに連絡しましょう。
被害を最小限に留めるために、カードのサービス停止が再優先です。
ただ、カードがすでに悪用され数十万円なんて大金を使われた形跡があったとしても、頭を真っ白にする必要はありません。
「カードの盗難に遭いました」とカード会社に連絡した際、盗難後に不正な取引記録があったかどうかその場で教えてもらえるのですが、
こちらに非がなければ、不正取引分の請求をされることはありません。
もちろん、カード会社も本当に不正だったのかどうか調査をします。
盗難日、盗難に遭った状況や場所、個人情報などを確認されました。
その結果、本人に非がないと判断されれば請求は来ません。
信用される為には、できるだけ早くカードを止めて被害を抑えるといった行為も必要だと思います。
ちなみに僕は電話で2回、書類で1回のやり取りし、また1枚のカードが十数万円分不正使用された形跡があったようなのですが、カード会社から請求されることはありませんでした。
また、海外保険などに入っている方の場合。
後々、盗難による被害分して保険会社に請求をするかと思いますが、警察からもらう盗難証明書の発行日がカード停止日より前の日であると(➀被害届→➁カード停止の場合)
「なぜ真っ先にカードを止めなかったのか」という面倒なことになる場合もあるそうなので注意しましょう。(同日日付ならOK)
2. 警察署へ被害届け
無事カードを止めることが出来たら、次こそは警察署へ行き、盗難届けを出しに行きましょう。
ただ、焦らないでいいので、警察署へ行く前にどんなものが盗られたのかを全て把握してから行きましょう。
海外ならば盗難届けを出しに行っても、その後盗られたものが見つかるなんて100%ありえません。
じゃあなんの為に行くのかと言ったら、「盗難証明書(ポリスレポート)」をもらうためです。
この証明書が無いと、後で保険会社に請求するとしても相手にされません。
持ち物の値段等がわかる領収書等も保険請求時に要求されますが、それは無くてもなんとなる場合が多いようです。(もちろん残しておくのがベスト)
ただ、現地での証明書は絶対です。
そしてその証明書に盗られたものを全て書いて貰わないと、保険会社も書いてある分しか支払ってくれない場合があります。
被害に遭った場所も正確に思い出しておくといいと思います。
インドの場合ですが、それぞれの警察署にはそれぞれの管轄があります。盗難に遭った地域を管轄する警察署以外の警察署に行っても相手にされません。
僕自身、被害状況よりも真っ先に「どこで盗られたんだ」と聞かれました。
国によって仕組みは違うと思いますが、被害状況だけでなく場所もしっかりと思い出して臨むのがベターです。焦る必要はありません。
また、証明書をすんなりともらえるわけではなく、
何人もの警察官を相手に4回も5回も同じ説明をしなければいけなかったり、同じような書類を書かされたり、盗られた場所まで行って現場検証したり(防犯カメラのチャック等)、
ほぼ一日がかりの仕事になってしまいます。
それはとてもイラつくのですが、我慢強く証明書がもらえるまで粘りましょう。
3. パスポートを盗られた場合
僕は今回パスポートを盗られませんでしたが、もし盗られていたらどうするべきか。
➀警察署へ行きパスポートを紛失した証明書(ポリスレポート)を作成してもらう。
これもカードの場合と同様ですね。まず大使館へ行く前に証明書を作ってもらいましょう。
➁現地の日本大使館へ行き紛失届けを出す。
紛失届けを出すためには書類が必要になってきます。
まずは先ほどの「証明書(ポリスレポート)」
それと「証明写真(縦45mm × 横35mm)」
あとは必要に応じ、免許書や保険証など本人確認、国籍確認できる書類
などが必要になってきます。
なので、証明写真はあらかじめ多めに持っておくことをお勧めします。
また、本人確認書類として、ベストなのはパスポートのコピーでしょう。パスポート番号等も分かれば手続きがスムーズに進むと思います。
➂日本大使館で「新規パスポート」or「渡航書」を作成してもらう。
基本的には、「新規パスポート」をつくってもらうことになると思います。
長期旅行者であれば、今後必ずパスポートは必要になってくると思います。
短期旅行者、又は帰国を急ぐ方、帰国日が間近に迫っている方は、「渡航書」を申請しましょう。
渡航書とは一時的なパスポートの代用品です。
日本に確実に帰国する目的でパスポートに代わる渡航文書として機能します。
日本に帰ってからパスポートをつくることになります。
また必要書類ですが、
・一般旅券発給申請書
・証明写真(縦45mm × 横35mm)
・戸籍謄本か戸籍抄本
となります。
が、新規パスポートを現地で発行する上で最大の関門は、
「戸籍謄本か戸籍抄本を調達すること」ではないかと思います。
パスポートの盗難にあったタイミングでこれら資料を持っている方はほとんどいないでしょう。
なので、日本にいるご家族や友人に頼み役所で書類を用意してもらい、滞在している国まで郵送してもらうか、FAXで送ってもらう必要があります。
(「渡航書」の場合、運転免許証等で代用OK!)
海外において、パスポートは命の次に大切なもの!もちろん無くさないように注意するのが前提ですが、
だけど、無くしたとしても落ち着いて対処すれば問題ないようです。
4. 現金の調達
僕は今回の盗難で、財布ごと盗られてしまったのでクレジットカードと合わせて現金も無い、無一文の状態になってしまっていました。
そんな時に活用してほしいのが、「Western Union(ウェスタン・ユニオン)」です!
ウェスタンユニオンは国際送金サービスを扱う世界最大規模の送金業者。
日本にある店舗から日本円でお金を振り込み、それを現地で現地通貨で受け取ることができるシステムなんです。
もちろん、親や身内などの協力が必要ですが、緊急事態なのでなんとか協力してもらいましょう。
僕も知らなかったのですが、このシステムを活用すれば現地の現金をすぐに手にすることができます。
ただし、受け取りにはパスポートが必要なので、パスポートも被害に遭った場合はまず再発行することが必要になってきます。
また、送金側も「マイナンバー」の番号が必要になってきますので、2度手間にならないよう合わせて伝えましょう。
事前の契約が必要ですが、コンビニから振り込むことも可能なので、日本にいる間に申し込んでおくのも有りかも。
余談ですが、振り込め詐欺の被害が世界中で頻発しているようなので、送金側は確実に相手の素性をはっきりさせてから利用するよう心構えが必要のようです。
5. 一時帰国の準備
「世界一周してくる!って言っておいて一時帰国する事」に否定派も存在するようですが、僕はそんなことは思いません。
僕はむしろ一時帰国して良かったと思っています。
一度身を落ち着かせるのも大事だし、心配する親や友人たちもいるはずです。そういった人たちにまず元気な姿を見して、安心させるのも大事なんじゃないでしょうか。
そうとなれば、一時帰国するために段取りしないと行けません。
・航空券の手配
現地に少しの間滞在できる余裕ができたならば、安い飛行機を選ぶのも有りですね。
・スマホの購入
ウェスタンユニオン等で現金を確保できたのならば、現地でスマホを購入する事をオススメします。
帰国までの間・帰国後直後には、やはりなにかしらの通信機器が無いと不便です。
アジアなどの発展途上国では格安のスマホが売られており、その機能も十分なスペックを備えている機種が多いです。
僕は1万5千円程で、iPhone6に劣らないスマホを手に入れました。
日本語入力も元々の機能で埋め込まれているのがほとんどで、無くてもアプリをダウンロードすれば解決します。
そして海外のスマホはほとんどがSIMフリーなので、日本に帰ってからも日本のキャリアSIMカードを使うことができます。
身内にカードを借りる事などができるのであれば、スマホを使って航空券購入、メールでEチケットも確認できたり。
・レンタルポケットWi-Fiの手配
スマホとWi-Fiさえあれば、日本に着いてからも困ることはないでしょう。
ポケットWi-Fiであれば持ち運ぶこともでき、一時帰国という状況なので短期間限定での使用には便利です。
空港で受け取ることもできるので、帰国後すぐに連絡手段を確保できるのはメリットだと思います。
僕は帰国後直後に友人と会う約束をしていたので、待ち合わせに困ることはありませんでした。
※オススメは「So-net」のWiMAX。
業界最安値級で高速インターネットが使い放題、家でも外でも使えるという優れものです。コスパ高し。これにかなり助けられました。
・親や友人に帰国日のお知らせ
心配する親や友人がいることでしょう。帰国することが分かれば一安心するはずです。
一時帰国できる段取りさえ済めば、後は残りの少ない滞在を楽しむだけです。
いつまでも落ち込んでいても仕方がないので、この際吹っ切れて現地の滞在を楽しみましょう。
さらに:カメラを盗られた場合
あきらめるしかありません。
ただ、カメラを盗られる「かもしれない」という意識で、日頃からコマメに写真データのバックアップを取りましょう!
お金の被害うんぬんよりも、おそらく精神的ダメージが大きいのはこのパターンです。
そうならない為にも、バックアップを取っておく。
しかし、パソコンに保存していてもパソコンごと盗られる恐れがあるので意味がないかもしれません。
僕はパソコンに加え、外付けのハードディスクにも保存していましたが、それも確実ではありません。
一番の方法は、
Webサイト上に保存、もしくはSNSにアップすることだと思います。
自分のブログを持っていればブログ上に、又、Googleの機能を使えば「Googleドライブ」や「Googlフォト」などに保存でき、誰でも使えるのでお勧めです。
また、InstagramやFacebookなどにアップすること=バックアップということになるので、SNSを駆使するのも大事かもしれませんね。
【無料でOK】海外旅行は盗難を想定して必ず旅行保険を
海外旅行に盗難などは付き物です。注意をしていても絶対に防げるとは言えません。
そういう時のために、必ず海外旅行保険が効くようにしておきましょう!仮に盗難被害に遭っても、海外旅行保険の補償で被害額を0円に済ますことができます。
そして、保険会社に加入するのもOKですが、クレジットカードの保険を使えば「無料」で海外旅行保険が使えます。
「でも世界一周とか長期の海外旅行だと日数が足りなさすぎる・・。」と思っている方!(クレジットカードの保険はだいたい90日間)
クレジットカードをうまく使えば、その保険期間を何ヶ月も伸ばすことができるんです!
クレジットカードには「自動付帯」と「利用付帯」という2種類の旅行保険が存在し、そのうちの「利用付帯」のクレジットカードを使う方法です。
利用付帯のクレジットカードを含めて、世界一周や長期海外旅行でおすすめできるクレジットカードを紹介しているので、ぜひ参考にしてもらえば幸いです!
利用付帯のクレジットカードを組み合わせれば、無料で1年以上もの期間、海外旅行保険を活用できるようになります!1年となれば20万円近く節約できちゃいますよ。
まとめ
盗難被害後は絶望的な気持ちになるかもしれません。僕も相当落ち込みました。
でも、きっと誰かが助けてくれるはずです。
僕はかなり運が良かったほうだと思いますが、助けてくれた人がいたおかげで、盗難被害後なにも困ることがありませんでした。
まずは、気持ちを切り替えて、冷静に落ち着いて次の行動に移しましょう。
しかしやはり一番大事なのは、被害に遭わないように貴重品などの管理を徹底すること・変な誘いには乗らないことだと思います。
自分の身は自分で守る。
またそれ以上に、そういった犯罪行為を平気でやってしまう人が少しでも減ることを祈っています。
▼最後までありがとうございました。世界一周に関する記事を他にもたくさん書いてます!
☑️【世界一周のお金】505日間45ヵ国の旅で使った総費用まとめ!!
☑️【帰国後もおすすめ】世界一周・長期海外旅行のクレジットカード5選【裏技あり】
☑️【海外旅行や世界一周に英語は必要か?】 断言します。英語は必要です!
☑️格安で世界一周する20個のアイデア【お金が無いけど世界一周はできる】
☑️【旅本】世界一周の前に!世界一周中に!世界一周後に!読んでほしい本たち8選
☑️【海外初心者向け】安く旅行したいなら・充実させたいならこれを使え!海外旅行に便利なサイトとアプリケーション10選
☑️【セディナカード】海外キャッシングWeb繰上返済の方法【世界一周でおすすめ】
コメントを残す