こんにちは。伊藤祐矢です(@sanktuali)
みなさんは、なぜ旅に出ましたか?
旅に出た、世界に出たきっかけっていうのは様々で、
人によっては映画のワンシーンだったり、旅ブログやTwitterの影響だったり、たまたま読んでいた小説の影響なんていうこともあるんじゃないでしょうか。
僕自身も高橋歩さんの「WORLD JOURNEY
今回は、
①僕が旅に出る前に読んでよかった、または読んでおきたかった本
②旅中に持っていって良かった本
③旅から帰ってきた後にぜひ読んでほしいと思う本
の3つの観点からオススメの旅本を紹介したいと思います。
どれもオススメの本なので、これから旅に・世界一周に行きたいっていう人は是非チェックしてみてください。
旅に出る前にオススメ
旅人でこれを知らない人はいないんじゃないでしょうか。旅人のバイブル的存在。
僕は高橋歩さんがきっかけですが、この沢木耕太郎さんの「深夜特急」がきっかけで旅に出た人も多いはず
旅人の心情が書かれていて、その場所その場所の光景が目に浮かぶ、紀行小説です。
旅が進むにつれての心境の変化というものも描かれているため、かなり面白い小説だと思います。
数年前に実際、2年間の世界一周をされた太田 英基さんの本。
太田さん自身、フィリピン英語留学を経てから世界一周の旅に出られたのですが、
実は僕がフィリピン留学の存在を知り、そして世界一周前に英語を学び直そうと思ったのも、太田さんの実体験を元に執筆された「フィリピン「超」格安英語留学
フィリピン留学についての詳細が書かれています。
太田さんは、バックパッカープロジェクトと題し、海外で働く日本のビジネスマンや現地のビジネスマン数百名以上にインタビューをしながら世界を周っていました
他にも多くの本を出版しており、「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない
「WORK MODELS 世界で働く日本人から学ぶ21世紀の仕事論
どの本もオススメなんですが、「日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。
世界を舞台に働く選択肢やそのプロセスが提示されてたり、英語の必要性や学び方なども紹介されてたりと、このグローバル時代と呼ばれる世代にとって大事なことがこれでもかって言うほど盛り込まれてます。
ただの世界旅行じゃなくて旅を通して何かを学びたい・得たい人、自分が今後どうやって生きていこうかと考えている人に特にお勧めだと思います。
間違いなく人生の選択肢を増やしてくれる指南書的な存在になると思うし、これを読んでから世界に出るとさらに深い視点で世界を見ることができるようになると思います。
旅の会社の代表とも言えるTABIPPOの初めての著書。
僕がまだ世界一周に出ることがはっきり決まっていなかった時、この本を読んでウズウズしたのを今でも覚えています。
「世界一周」。それは、誰もが憧れる旅。でもその旅、夢で終わらせていいんですか?人生最後の日のあなたが後悔するか、満足できるかどうかは今のあなたが踏み出す一歩で決まっていきます。この特集では、何も変わらない日常から飛び出して、世界中を旅することで人生が変わった、という15人の感動ストーリーをお届けします。
引用:TABIPPO.NET
旅の内容は人それぞれ。
行く場所も、そこで出会う人も、考えさせられることも、学ぶことも、みんなそれぞれの旅のストーリーがあって得られるものも違う。
自分が旅に出たらどんなストーリが待っているんだろうと思わずには居られなくなります。
日々の生活の中でなんとなく生きてしまっている人、旅に出たいけれどその一歩が踏み出せない人。
この本を読めば今すぐにでも踏み出そうとするはず。
たった1度の人生、怖いのは死ぬことじゃなくて、退屈なこと。
その旅、ただの夢で終わらせますか?
この本では、単なる放浪の旅ではなくキャリアに繋がるような「テーマのある旅」をした11組の旅人が紹介されています。
「オーガニック」や「サッカー」など自分の興味ある分野に特化した旅をしたり、当時はまだ主流じゃなかったFacebookTwitterなどのSNSを駆使したり、海外で働く日本人にインタビューしたり、その経験が描かれています。
テーマを持って旅をすることで、その人だからこそできる独自の視点ができ、世界をより深く見れるようになるのだと思います。
また実践的な「テーマのある旅」の作り方も載っており、仮にまた世界一周をするならば僕も参考にすると思います。
普通の旅に飽き飽きした、自分だけのオリジナルの旅にしたい!と思う人にはかなりオススメかもしれません。
旅のお供にオススメ
分かりやすい解説で有名な池上彰さんの著書。
多くの著書がある中、旅との相性が良いのがこの本です。
僕だけでなく多くの日本人旅人が海外に出ることで考えさせられる「宗教」
イスラム教・キリスト教・ユダヤ教・仏教・ヒンドゥー教・神道について分かりやすく簡潔に書かれています。
僕個人もアジア、特にインドを旅した時に「宗教とはなんぞや」という引っ掛かりがあり、その宗教についてまず概要から知らなくてはと思ったのがこの本を読むきっかけでした。
世界で起こっている紛争も実は宗教が大きく絡んでおり、旅する中で直面する世界の大問題の根本となる原因はなんなのかを、この本を読むことで少しは理解できるようになると思います。
複雑である宗教を分かりやすくて簡潔に説明してくれているのですぐ読めるし、旅している人にはぜひ読んでほしいです。
僕自身は10回くらいすでに読んでいると思います。
旅中の人もKindleで読めます。
ごめんなさい。本は本ですが1冊だけ勉強本を紹介させて下さい。
旅する前に英語を学んでほしい所ですが、なかなかそんな時間が取れない、英語が苦手って人にオススメします。
旅行中に訪れる様々なシチュエーション。
レストランで注文する時、道を尋ねる時、タクシーやバスに乗る時、ホテルにチェックインする時。
その旅中で使う英語フレーズがぎっしり載っているので、この教材を勉強しそして実践するという超効率的に英語を学ぶチャンスを活かせます。
かなり使えるフレーズが多いので、旅の語学力に不安がある人はとても助かるし、人と会話をする形で勉強することになるので楽しく覚えれるかもしれません。
大事なのは机の上で黙々と勉強することじゃなく、話す聞くですからね。
旅から帰ってきた後にオススメ
上記のテーマのある旅として紹介した本の同著者が出版した本なんですが、
この本については過去の記事を読んでほしいです。
こちらの本は、証券会社で働いていた著者の渡邉さんがリーマンショックを機に会社を辞め、「お金とは何か?」を学ぶために2年で40ヶ国の世界一周をした物語をまとめた本です。
海外に行くと、お金に触れる機会が多くなります。
後進国へ行けば、何度もボッタクリと戦ったり路上で買い物すれば値段交渉が当たり前です。
国をまたげば両替をし、それまで使っていたお金はただの紙クズと化します。
チップの文化もあるし、物乞いにお金を渡すのか渡さないのか悩んだりもします。
また、仕事を辞めて旅に出る人も多いので、日々お金の管理に敏感になることもでしょう。
そうした「お金とは何か?」という疑問に旅を通して触れ、お金を稼ぐ手段である「働く」という行為に向き合う時、とても参考になる本だと思います。
お金のことを学ぶために世界を旅して見つけた、最も衝撃的な事実は、
「日本人は、世界一、お金のことを知らない」という事実でした。
著者の渡邉さんも言いますが、日本人はお金についての話題をタブーとする雰囲気を持ち、お金とは何なのか?ということを考えません。
お金の「仕組み」を学び、お金の「扱い方」を少し変えることが今後の人生にどのような影響が出るのか。
あなたにとって「お金とは何なのか?」
それをこの本を通して考えるきっかけになると思います。
ぜひ読んでほしい本です。
さいごに
ネットで調べてオススメとされる本も何冊か読みましたが、僕の中でのオススメはこれらの本でした。
他より少し違う観点で紹介したかもしれませんが、人によって読むタイミングでその印象やインパクトは違うことが多く、
今回はそのタイミング的な要素も含めて紹介させてもらいました。
旅の前に読んでワクワクした本も、旅から帰ってきてから読むと、あれ..?って思ってしまったり、
逆に旅前に読んでも響かなかった本が、旅から帰ってきて読むとすごくしっくり来たり。
「旅の経験の有り無し」で感じることは変わってきます。
著者の方々も読者ターゲットを明確にして書いているはずなので、そのターゲット外だとよく分からないで終わってしまう場合も多いんですが、
タイミングが合えばぜひ読んでほしいと思って記事を書かせてもらいました。
他にもこれはオススメ!というのがあればぜひ教えてください。
そして皆さん本を読みましょう!
ではでは。
▼最後までありがとうございました。世界一周に関する記事を他にもたくさん書いてます!
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