社会主義について考えてみた。資本主義とどっちがいいのか。Vol.2




キューバで見た日の入り。

キューバで見た日の入り。

 
 
 
 
「トゥルルルル、プー、プー、プー」
 
 
だめだ、繋がらない。
 
翌朝、ちょっと遅め10時頃。さっそくもらった電話番号に掛けてみたけれども通じない。
 
 
まだ寝てるかもなー。
 
そもそも番号合ってるのかなー。
 
でもあっちから教えてくれたしなー。
 
 
とりあえず、宿主のアニータさんにショートメールを代理で送ってもらう。
夕方また折り返し電話くださーいって。
 
 
 
まあ期待せずに待っていよう。
 
その間は、同じ宿にいた日本人さちさんとハバナ内を観光。
 
 
 20160508_130034IMG_8405IMG_8402 (観光の様子は省略)
 
 
 
 
夕方6時帰宅。
 
 
電話は??
 
・・・無し。
 
チーン。
 
 
 
まあいいや、いろいろと聞きたかったけど、諦めよう。
オンラインの世界に戻ったらメールすればいいし。
 
 
 
いや、純粋にね、キューバの事をキューバ人から聞きたかっただけですよ。
で、スペイン語話せないから英語ならなんとかいけるかなって話で。
 
別に下心があったわけじゃ決してないですからね。
顔が結構好みだったとか言ってないですからね。
現地の人との交流って意味で貴重な体験になるわけで。そういうのを求めてたわけで。
 
 
 
 
そんなわけで、
 
 
 
翌々日。
 
 
 
 
悩んだ挙句、また同じレストランへ。w
 
まあ、飯を食うだけやし。。。
 
 
 
 
到着。また来てしまった。
 
 
そして例の子もまたいた。
 
普通に「オラ!(Helloのこと)」って元気よく挨拶される。スペイン語圏流の挨拶付きで。(頬同士を近づけてチュッと音を立てる)
 
 
全然ウェルカムモードじゃん。なんか拍子抜け。
 
 
 
 
そんなこんなで、ご飯食べながら、
あっちの余裕ができるちょっとしたタイミングでいろいろと話したりする。
ってか昨日より暇そうだった。
 
 
 
ラテン系のノリがそうなんだと思うけど、仕事中にも関わらず普通にジュース飲んでるし、一言断られたけどタバコ吸っていい??って吸い始めてた。笑
 
こういう所は面白いなあって感じる。
 
 
それって普通なの??って聞いたら、
 
今の時間帯が割りと暇だからよ。って。
 
ちょっと一日の仕事ぶりを見てみたいな。
 
 
 
 
あと1時間ほどで仕事も終わる時間帯で客もそんなにいない。
暇そうな彼女はまだ仕事中にも関わらず同じテーブルの椅子に座ってきた。
 
まあそういうの結構好き。面白いなぁって。
 
 
 
 
「今日は暇そうやね。」
 
「この時間帯はね。」
 
すでに11時過ぎ。
 
「いつも何時から何時まで働いているの??」
 
「このレストランは朝から夜までよ」
 
「ふーん、昨日は1日中寝てたの??」
 
そう。と答える彼女。
 
電話はあなたの?寝てたから返せなかったの。
 
なんてさらっと話される。
 
 
「おれの番号じゃないよ。カサ(宿のこと)から掛けたから。」
「メールとか使えるの??ネットっていつでも使えないんでしょ??メールする時どうするの?」
 
 
キューバではネットを使う時はキューバ人でも専用のカードを購入しWi-Fiが使える指定の場所まで行きネットを使うという、恐ろしくめんどくさく厄介なシステム。
これによりキューバにいる人と連絡をとるのはかなり困難もしくはリアルタイムは不可能になってくる。
 
ただ、どうやら携帯会社かなんかの専用のメールアドレスならネットは不要とのこと。
Gメールとか使う場合はネットが必要だけど、普段ネットがなくて困ることはないらしい。
 
 
「フェイスブックとかインスタグラムのアカウントも持っているわよ。
そういうのを使う時はWi-Fiを購入するわ。」
 
思っていた以上にキューバの生活は僕らの生活とそんなに変わらないっぽい。
島国だし昔の日本の鎖国状態のような、現代社会から隔離されているようなイメージがあったけど、どうやらそんなことはないらしい。
 
 
 
たわいもない雑談も多かったけど、色々と疑問に思うことがあったので、
そっちのほうを今回は遠慮なしに聞いてみた。
 
なんせ明日でキューバは最後。キューバに来ることなんてもうそうそうない。
来るとしても20年後とかでしょ。
 
 
 
昨日疑問に思ったこと。
大学とか専門学校の授業料って無料なの?
なんで英語勉強しようと思ったの?
職業ってどうやって決まるの?
なんで辞めたの?勝手に辞めれるの?
新しい職場はどうやって見つけるの?
給料ってどうなってるの?時給?月給?誰が払ってるの?
シフトってレストランのオーナーが決めるの?
オーナーの持ち物なのここ?政府じゃないの?
ってかあなた何歳??
 
などなど。
前回の記事でも言ったけど、社会主義体制では、政府がすべてをコントロールする。
国民の職業を学業の専攻はほぼ関係なしに割り振り、国から給料が支払われ、家などは政府の所有。
 
そのため、国民が職を失うことは無いし、経済格差も生まれない。
どこの国でも見てきたホームレスもいないし、学業も誰もが受けることができる。
 
 
 
完全な社会主義であれば。
 
 
 
 
僕はキューバに来て、あんまり他の国と変わらない。と思った。
 
タクシーの運転手はガンガン客引きしてくるし、身体が不自由な人がお金をねだっている姿も見た。
盗難や窃盗の被害者も増えてきているらしい。
 
 
社会主義の掲げる「平等」が存在していれば、
物乞いがいるはずがない。窃盗は起きない。客引きなんてしなくたって給料は一定。
レストランもタクシーも頑張って稼ごうなんて思う必要がない。むしろ客は少ないほうが楽。
 
 
だけど今のキューバはどうやら違う。
資本主義の仕組みが入ってきていた。
「個人による商売の解禁」によってキューバ社会が大きく影響を受け始めていました。
民宿(カサ)や個人レストランなどがそう。
 
 
キューバ政府は国民の8割以上を公務員として雇用していると言われているらしいが、その数を少しずつ削減していくつもりらしい。
つまり国の負担を減らしていくということ。
 
国だけの労働をしている人は、食ってはいけるけど絶対的にお金がない。
片や、民宿などを始めて外国人観光客を相手にした商売をしている人たちは、どんどん富を得て蓄えが増えていく。
民宿や個人レストランを営む人たちは相応の税金が課せられるみたいだが、それでも金銭的収入はかなり大きいはず。
にせ葉巻売りや娼婦たちも観光客からお金を落としてもらえるのだから、手元に入るお金は平均的なキューバ人に比べるとはるかに大きい。
しかも非合法的に行っていれば税金も払っているのか怪しい。
 
 
そういった、社会主義体制では起こるはずのない貧富の格差がキューバ社会で起き始めている。
国から与えられた仕事だけをやるのか、自ら職を選んで働いていくのか。
 
ただ、民宿や個人レストランをやるには政府の許可が必要なため、誰でも始めれるわけではないらしい。
その辺はまだまだ政府がコントロールしているみたいです。
 
ちなみに国の仕事による収入は月で20~30ドル程度。2000円ちょい~3000円ちょい。
現地価格で生活したとしてもかなり厳しいと僕は感じました。
 
そういう意味で彼女は、自ら英語を学びに行き、職に使えるスキルを身に着け、国の仕事よりも収入の大きい職を選んだというわけね。
 
 
 
僕は彼女にもう一個質問してみました。
 
「社会主義と資本主義どっちがベストだと思う??」
 
 
彼女の答えはこう。
「当然資本主義よ。社会主義で生活していくには無理。月に20~30ドルしかもらえないんだから。
資本主義ならお金をたくさん得ることができる。生活が豊かになるわ。あなたのように。」
 
 
 
 
これが国民のリアルか。
もちろん一人の意見でしかないけど、でもおそらくキューバ人の多くが豊かになりたいと思っているだろうし、当然のことだと思う。
それは否定できない。なぜなら資本主義であるがゆえに日本はのし上がることができ、今僕が自由な生活を送れているのもそのおかげだから。
 
ただ、そうやって資本主義色がどんどん強くなっていくと、豊かになる者はなっていくだろうけど、収入が一定の人も存在し続けるはず。そうなると貧富の差はさらに大きくなるかも。
それって、僕がアジアで訪れたフィリピンやネパールやインドと変わらなくなるのでは??
 
政府がそれをうまくバランスとっていけるのならばいいけれど。なかなか難しいだろうなぁ。
どちらにしても本来キューバの魅力であるはずの姿がなくなっていく。
それはやっぱり惜しいなぁとも感じる。
 
 
 
 
キューバを訪れたこと、そしてこのブログを書こうとすることで、社会主義について色々と調べ考えるきっかけになりました。
ほとんどの国が資本主義の中で生きていて、つまりそれだけ社会主義体制が難しいということ。
そんな中キューバは社会主義を貫いてきて、それが今のキューバの文化を創り出しているのは確かだと思う。
僕ら旅行者はそこに魅力を感じているし、変わらないでいてほしいとも思う。
ただ、キューバ国民はそれを望んでいない。
 
キューバはこれから変わっていくんだろうか。
 
そして社会主義と資本主義、どっちがいいんだろうか。
皆さんはどう思いますか??
 
 
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
 
次回はキューバで日本食堂を営む方にインタビューした話。
 










2 件のコメント

  • 資本主義では必然的に誰かが需給へ合わず余り、
    自立出来ないのに、
    その履歴によって社会的に排除し「ニート」とするのみになる
    会社の利益を雇用形態で追求する資本主義では誰かはそうなり、雇われた側も必然的に幾割は正規で雇われず、正規でも給与のコストの無い若者を過ぎると辞めるように持っていかれる事も行われている。
    履歴が有っても雇って貰える場所が無いホームレスに成っている物も実相は多い
    会社が人を選ぶのみで雇用を社会が運営して行き続けるのは未来の人々の苦しみまで決定する
    本当のどんなにステータスの無い者でも対応できる位の本当の0から、
    社会の需要の有る仕事の、必要な能力を習得しながら、なんらかの仕事が自動的に得られる様なシステムが必要.

    • 芳湊 さん
      貴重な意見ありがとうございます!

      難しい話ですが、今の資本主義のシステムにも問題点がたくさんありますよね。
      今は会社が人を選ぶようになってますが、人も会社を選べるようにならないとダメですね。
      いい方向に進んでいくことを願います。

  • コメントを残す