世界一周の後によく聞かれる「英語大丈夫だった?」というセリフ。
海外に興味ある人にとって英語の必要性はやはり気になる所なんだと思います。
そういう訳で、
「世界一周・海外旅行するのに英語は必要なのか?」
と、よく議論されている(と思っている)話をテーマに、今回は僕の意見を書いていこうと思います。
世界一周・海外旅行に英語は必要か?
この場ではハッキリ言いますが、
英語は必要です。
必要だと思っています。
世界一周のような長期ならばなおさら出発する前に身につけてから行くべきです。
もう少し言うと、海外旅行の予定がなくて日本に留まっているとしてもある程度身につけるべきものだと思っています。
長期旅から帰ってきた人からよく耳にするのが、
「英語は確かにできた方が良いけど、話せなくても旅はできる」
という意見。
そう言いたいのはすごい分かります。
英語よりも何より大事なのは気持ち!
正直、僕もそう言いたいです。
この”できた方が良いけど、話せなくても旅は出来る”の言葉に含まれた想いは、
「海外に興味あるけど英語が全く話せなくて不安で行けない」
そう思う人の背中を押したい!
英語が理由で海外に行くのを諦めてほしくない!
という想いがあるのだと思います。
話せないから旅に出るのを諦めてしまうくらいなら、その時の気持ちと勢いで飛び出してほしい。確かにそう思います。
でもそれはあまりにももったいないと思う。
僕は世界一周に出る前に、3ヶ月間フィリピン留学で英語を学んでから出発しました。
過去の僕が全く英語が話せなかったからです。
以下、以前の記事から抜粋。
そんな英語が全くできない状態でも、僕は数カ国旅に出た事があります。
初めての旅で感じたことは、
「英語なんかできなくても旅はできる」でした。
だけど、
日本人を見ると安心してたし、日本人のいる所や日本人宿を探したり、ガイドブックが命綱だったし。
海外で出会う外国人観光客とまともな会話ができず、悔しい思いばかりでした。悔しいっていうよりもったいないって感じかな。
世界一周前にフィリピン留学を選んだのもそんな理由からです。
関連記事:日本にとっての英語の存在と日本の英語教育について
英語ができなくても旅はできるって実際に思ったし、すごい楽しかった記憶も忘れません。
でもやっぱり得られるものが減っちゃうんですよね。
せっかく他の外国人旅行者と交流する機会があるのに
せっかく現地の人と仲良くなるチャンスがあるのに
せっかくその国の歴史や文化を知る機会があるのに
フィリピン留学を経た事で、ある程度は英語での聞き取りや会話ができるようになりました。
おかげでたくさんの海外の友達ができ、観光案内をしてもらえたり家に招いてくれたり、母国にぜひ遊びに来てねと言ってくれたり逆に日本に遊びに来てくれたり。
その関係が作れるのは旅先での1番の醍醐味だと思います。
疑問に感じたその国の実態や国民がどう思っているのか聞けることができ、
これどうだった?ぶっちゃけこの状況どう思う?どうしてこうなっちゃったの?
聞けることが聞ける、言っていることが分かるというのは、それだけリアルな情報が得られ、それは旅の質を格段にあげます。
そして何かあっても説明すれば、聞ければいいやという強みは、旅の不安も取り除きます。
トラブルは旅のスパイスにもなりますが、本当にそういった状況になった時はなんとかしなければなりません。
インドで強盗に遭って警察署に行った時も事情を説明してやり取りできたし、常識や理屈が通る相手であれば話せばやり取りできます。
この言葉の不安が無くなるだけで旅をそれだけ楽しめることに繋がります。
もちろん、言葉を超えた信頼や心の拠り所というのも存在しました。
英語が通じなくても、ボディランゲージやスキンシップで心が通じる・仲良くなれる場面が何度もありました。
まともに会話できてないのに家に招いてくれたり、ヒッチハイクで乗せてくれたり、ご飯をご馳走してくれたり。
数え切れないほど親切にしてくれた時がありました。
だから、世界の共通言語は英語じゃなくて”笑顔”なんじゃない?って言うのも分かります。
そして英語圏なんてのはわずかで、母国語は世界に何百何千とあり英語はその中の一つでしかない。
中南米では英語が本当に一切通じなくてスペイン語を頼りにしていました。
その他の国でも、現地語の「ありがとう」や「こんにちは」を覚えて話すだけで喜んでくれることもありました。
ダンスや、ギターなどのパフォーマンスだって言語なんて簡単に超えるんでしょう。
そういった経験もあり英語が全てだなんて思いません。
それでも、最後に助けてくれるのは英語だったと思います。
スペイン語圏に入った時で、まだスペイン語を全く話せない時に助けてくれたのは英語だったし、
その後、旅行する分にはあまり困ることが無いくらいになりましたが、やはり英語が出来る現地の人ともそこで出会う旅行者とも会話の出来る量は英語の方が上になります。
それは自身が英語の方が話せるからそう思うからなのでは?って言うのなら、全ての現地語をそれなりにマスターしなきゃいけない話になります。
現地の言葉を習得するのにも当然、膨大な労力と時間がかかるので”英語”という共通言語を頼りにしている訳で、それが無かったら世界中の人々の交流に支障をきたすことになると思います。
”英語が世界共通言語”と世界中の人が認識して第二言語として学ぶことで、交流がスムーズになるわけで、
それが別にスペイン語でも中国語でもなんでも良かったんですが、今現在英語が共通言語として成り立っているので、英語なんです。
中国に行った時、現地中国人のほとんどに英語が通じなかったのでそれだけで楽しめなかった気がします。
食べたいものが食べれないor苦労する、場所を聞けない、Google翻訳が頼り。
逆を考えると、日本に来た外国人旅行者にそれを感じさせてはダメなんですよね。
自由に道を聞いてほしいし、食べたいもの美味しいものを遠慮なく注文してほしいし、現地人である日本人と仲良くなってほしい、日本を楽しんでほしいって思います。
だから最初に言った、日本にいるからって英語なんか必要ないって言うのはナンセンス。
これも以前の言ったことですが、
世界を旅するってことは、言わずもがな海外で過ごすってことです。日本人の僕らが日本を出て。他国へ行ったら僕らは外国人なわけで、日本人な訳ですよ。
仮に僕ら日本人がどこかの国の外国人と出会うとして、その人が日本のこと全く知らなくて日本のイメージがないとしたら、
その人にとっては僕らのイメージが日本のイメージになっちゃうと思うんです。
そういう意味では、海外に来たら日本を一歩出たら、「僕らは日本代表」って意識を持つべきだと思う
関連記事:僕らは日本代表
海外に出たら僕らは日本代表な訳で、そこは意識して旅しないとダメだと思う。
英語ができなくても旅は出来るし、仮に困った時が来ても誰かが助けてくれます。
でも、そうやって誰かに頼る、迷惑をかけてでも行きたいとこに行くっていう考えを前提にするのは甘いんじゃないかと思う。
(ある程度の英語力を身につける)努力を怠って人の力を借りるという他力本願を期待しているわけで、旅にリスクは付き物で、いつどこで何が起きるのが分からない。
当の本人は良いかもしれないけど、日本人=その人と見られている可能性もあるわけで、はっきり言って他の日本人にとってそれは迷惑な行為です。
もちろんトラブルにも色々あるので、全て自分1人で解決できないことも発生するかもしれませんが、
助けてもらうことを前提とした考えは持ってほしくないですよね。
と、ここまで英語は必要論を述べてきましたが、別にペラペラになれと言っているわけではありません。
僕だってまだまだ英語のレベルは低くて、ネイティブの言っていることなんてさっぱりだし、ツアーの説明でも聞き取れないことが多々あったし、分からない単語だらけですよ。
(そういう悔しさもあって、また新たに英語を勉強しに行くことに決めたんですが。)
でも、旅に必要最低限な英語、
例えば、
・Can I 〜? 「~してもいいですか?」
・Could you 〜?「~してくれませんか?」
・I want to 〜. 「~したい!」
・Where is 〜?「~はどこですか?」
などなどの旅で必ず使う英語力はもちろんのこと、
他にも、それなりに自分の意見を言える、トラブルがあっても状況を説明できる理解できる、程度の英語力は身につけてから旅に出たほうがいいと思います。
本当にそれで旅の楽しみ、旅の質が格段にあがると思います。
だから英語は必要だと思う
旅に英語が必要な理由を述べたというより、英語に対してどう思っているか僕の考えを今回書かせてもらいました。
今回はあえてハッキリと断言しましたが、やっぱり考え方は人それぞれで、旅を通して感じることも人それぞれだとは思うので、
そこまで必要ないっていう人がいても、それなりの根拠を持っているんであればそれでいいと思います。
あくまで伊藤祐矢的な考え方を述べただけなので、お前は分かってねぇなぁとか言わないでくださいね(笑)
というわけで、僕はこういう想いを旅を通して感じてきて、他の日本人のみんなも話せるようになってほしいなと願っています。
英語(もちろん他の言語に興味があればそっちでもいいんですが)を学んで世界へ羽ばたきましょう。
最初に記述しましたが、僕は世界一周の前にフィリピン留学をしました。
日本でそれなりに英語力を身につけることは不可能ではありませんし、実際に日本にいながら多少なら話せるようになる人もいます。
ただ、忙しい日々でなかなか勉強の時間を取ることができない人が多いのも分かります。
そんな人はまずフィリピン留学を考えてみるのもアリなんじゃないかと思います。
欧米に比べて費用も格段に安く、マンツーマンレッスンなのでスピーキングとリスニングはかなり伸びると思います。
(※ただし、できるだけ日本で事前学習することを強く推奨したい)
かく言う僕も、旅を終えてさらに英語力のレベルアップを図りたいと思い、再度フィリピンに勉強しに行くことにしました。
世界一周前にお世話になった「クロスロード」というセブ島にある語学学校でインターン(2017.08.29〜)をしているので、興味ある方はぜひ検討してみて下さいね。僕に連絡くれれば割引もききます。
▼最後までありがとうございました。世界一周に関する記事を他にもたくさん書いてます!
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