こんにちは、ゆうや(@sanktuali)です。
「借金」って怖いですよね。世間では、借金=悪いこと、という認識が強いと思います。
でもそれって本当にそうなんでしょうか。
そもそも、借金は良くないとか言いつつ、かなり多くの人が借金をしていますよね。
「奨学金」とか「マイホームローン」って借金じゃないですか。車をローン組んで買う人もいるし。
この矛盾ってなんだろう、、って感じたので、今回は「借金って何なん?」というお金のテーマで学んでいきます。
✅お金を借りる事=悪い事とは限らない
✅金利の良し悪しを決める要素は3つ
①金利
②キャッシュフロー(途中で現金が足らなくなるか)
③使い方(投資先)
✅借金の利息より期待リターンが高い借金は「良い借金」
(→良い借金は「投資」と「リターン」の観点がある。)
✅借金の利息より期待リターンが低い借金は「悪い借金」
一緒に勉強していきましょう!
借金自体は悪いことじゃない
借金=怖い、悪い、良いことじゃない、などのマイナスイメージがありますが、借金自体は悪いことではないです。
ただ、多くの人がマイナスイメージを持っているように悪い借金もあるということです。
借金の良し悪しを決めるのは、
①借金の金利が悪い(高すぎる)
②キャッシュフローが悪い
③借金の使い方を間違えている
このどれかに当てはまると、「悪い借金」になるということです。
逆に、これに当てはまらなければ、借金自体は悪いことではなくなります。
借金に対してマイナスイメージを持つのは、現実に借金で苦しんでいる人がいるからですね。
借金で苦しいというのは、借金があること自体が苦しいのではなく、「金利」を払っていることに苦しむわけです。
この「借金の金利」の悪循環にハマると、どんどん苦しくなっていきます。
金利がない状態で100万円借りれるとする。そしてその100万円をそのまま持っていれば、借りたお金を返していくだけ。
これなら苦しくないですね。
ここに金利が発生すると、例えば金利1%とすると、100万円の借金なら年間で1万円の利子が付きますよね。月々だと800円程度です。
この800円が実質払わなければいけないお金(手数料)ですね。このお金をどこかから調達してこれば、借金に苦しむことはないはずです。
ただ、この「金利」が高すぎると、、、払うのがしんどくなって「借金が苦しい」という状態になりやすい。
しかも元本の額が大きいと金利の額もどんどん大きくなってしまいます。
借りたお金の元本を返しつつ金利も払えれるなら、借金は問題なしです。
このお金の動きがスムーズになっているなら(返済がスムーズなら)、キャッシュフローは良い。
逆に借金の元本と金利が払えない状態は、お金をスムーズに動かせていない状態(返済が滞っている)と言えるので「キャッシュフローが悪い」ということになります。
もしこの100万円を、飲み代とか生活費などの「浪費」と「消費」に使ってしまった場合、毎月返す元本と金利の全てを、働いて稼いだりどこかからお金を調達して返す必要があります。
金利は高くなかったとしても、使い方(投資先)を間違えると、元本+金利の返済がなかなかできなくなる。つまりキャッシュフローが悪い状態ですね。
これが借金が苦しくなる理由です。
使い方をしっかりして、キャッシュフローがスムーズになっているのなら、その借金は悪くないということですね。
借金には「金利」が付き、借金で損になるのはこの金利分のみ
その金利が悪い(高すぎる)と払うのがしんどくなる
元本+金利の返済が滞る=キャッシュフローが悪い状態
借金の使い方を間違えるとキャッシュフローが悪くなる
キャッシュフローが悪くなければ借金は悪くないと言える
マイホーム購入は良い借金?悪い借金?
借金にマイナスイメージを持っている人も、マイホームを買うためにローンを組んだり、学生だと奨学金を借りたりしますね。
これらの借金の使い方として(投資先として)悪いものなのでしょうか。
マイホーム購入を例に考えます。
ライフイベントの大きなものとして「家」の購入があります。マイホームって夢がありますよね。
でも、マイホーム購入のためにローンを組んで借金をしてまで買う人がいますが、多くの場合は、家を持つ事は「負債」を持つことになります。
家は資産になると言われますが、、、
・買った価格以上に価値が高い家を買えたら「資産」
・買った価格以下でしか売れない家を買ったら「負債」
です。
家は資産にはなり得ますが、負債にもなり得ます。
というか、日本で家を買う場合のほとんどが負債になります。
簡単な数字を使って具体例を出します。
その家が10年後に3000万円で売れたとする
この場合は、3000万ー3000万円=0円なので、借金の「金利分」だけ損をしますね。
その家が10年後に4000万円で売れたとする
この場合は、4000万ー3000万円=1000万円なので、「1000万ー金利分」儲かっていますね。
その家が10年後に2000万円で売れたとする
この場合は、2000万ー3000万円=ー1000万円なので、「1000万+金利分」損になります。
最低でもパターン①と、そして②の状態なら家は「資産」と言えます。
パターン③の場合は、家は「負債」ですよね。
で、多く人がマイホームを買う時はどうなのかと言うと、だいたいパターン③です。
なぜなら日本の家の99%は買った価格以下でしか売れないからです。特に新築なら住み始めた瞬間、価値がドンっと下がります。
だからほとんどのマイホーム購入は借金をして負債を買っているということです。
そして、負債を生み出すために借金をしているので、それは「悪い借金」と言えるわけです。
ローンを払いきれば、家と土地が残るじゃないかという意見もありますが、それも確かに正解です。
ローンを払い切った後は、見方を変えれば家賃代を生み出す(家がなかったら家賃を払う必要がある)ので、それはいずれ資産に変わってくる、とも言えます。
ただ、今回の話は、あくまで家が資産なのか負債なのか、その為の借金はどうなのか、というお話ですね。
(賃貸 vs 持ち家という論争は、今回の記事内容とは少し論点がずれているのでなしです!)
でも、パターン③のように、数字でみたら買った時点で1000万円+金利分を損しており、その損を「給与(労働力という資産)から補填している」時点で「負債」には変わらないんです。
しかも固定資産税とか、修繕費などの維持費も考慮しなければいけない。
そして、ローンを払いきるまで借金に苦しむ(可能性がある)状態が続き、やっと返したと思ったらその家の価値は当初より下がっている。
これが事実です。
借金をしてでも浪費で人生の幸福度を上げるんだ!ということを分かっているなら全然OKです。
「消費」や「投資」もある中で、「浪費」はお金は損するけど、心を豊かにしてくれるものです。
マイホームなら、広い部屋でのびのび過ごせて、子育てもしやすいですし、
また、マイホーム購入が悪い借金だとは言いますが、ちゃんと返済計画を立ててそこまで苦労せずに返せるなら問題はないですからね。
幸せになるためにどこにお金を使うのかは人それぞれ。自分が良いならOKです。
お金持ちは借金を上手に使う
お金持ちは、
投資をしています。
借りたお金が別のお金を生み出し、「生み出されたお金で」元々のお金を返し、さらにお金と資産は残る。
これが借金を使ってお金持ちになる手順です。
でも、自分が労働となってお金を返済しているのでは、いつまで経ってもお金は増えていかないです。
また、パターン②のように利益を出して生業としているのが不動産投資家ですね。
不動産投資のように、借金で不動産を購入して利益を出しているなら、それは「良い借金」と言えます。
家のように負債になるのなら、それは投資ではないですね。
・借金の利息より期待リターンが高い借金は「良い借金」
・良い借金は「投資」と「リターン」の観点があり、そこから利益を出している。
・本当に資産価値のあるもの、要はお金を産むものを買うために借金をするのは「良い借金」
・借金の利息より期待リターンが低い借金は「悪い借金」
・悪い借金は、浪費や消費の為の借金、負債になりうるもの
このことを理解していれば、借金に人生を振り回せれずに済むはずです。
資産なら借金をしてでも買うべきなんですね。
上記では住宅ローンを例に出しましたが、
も、「お金を産まない・利息の悪い(高い)」借金ですね。
ただ、「奨学金」は、将来大きなお金になって返ってくるかもしれないので、悪い借金とは言えないですね。
でも奨学金を借りながら学校生活遊んでいるのなら、それは「悪い借金」確定です。
借金をするなら金融リテラシーが必要
基本、借金の返済は、借金したお金で買った資産の利益で返済していく、という「投資目線」がないとダメ。
でもほとんどの人は悪い借金をしています。金融リテラシーの低い人はお金を借りてはダメなわけですね。
僕は、奨学金を借りたこともなければ(これは親に感謝ですね)家も車も買ったことがないので、借金というものをしたことがないです。
せいぜい、iPhoneを分割で払っていること(金利ゼロ)
資格取得の為に資格学校に申し込んだ時の授業料程度ですね。(あの時の金利いくらだったんだろ・・)
でもちゃんと学んでいかないと、借金というものにいずれ振り回されてしまうかもしれないし、自分の人生を豊かにするために必要になってくるもの、かもしれません。
誰も教えてくれないからこそ、多少なりとも自分で勉強して学んで、今のうちから金融リテラシーを高めておきます。
僕はお金を学んで人生豊かにしていきたいです。
合わせて読みたい
This website uses cookies.