チリ・アタカマ
韓国人カップルがパスポートを失くすというハプニングから、韓国人のミンジとチリを一緒に旅行することになった。
不謹慎だけど、僕はなんとなくこの状況に面白みを感じていた。
めんどくさい荷物検査がありながらもチリに無事入国し、僕らはカラマという街に着いた。
ここからアタカマまでのバスチケットを買って向かうという流れ。
でもなぜかバスターミナルではなくバス停っぽい場所で降ろされ、
道を聞きながらバスターミナルまで歩いていき、なぜかターミナルではカード払いができない。
両替所は近くにないらしく、ターミナル内にあるインターネット屋で、レートが悪いながらも必要最小限のお金を両替。
初めての国の初めて街で、ワタワタとしながらだったけど、、無事チケットを購入し再度バス乗車。
アタカマに向かう夕焼けが綺麗だった。
アタカマに着くのは暗くなる頃だったし、ミンジは宿の予約をしていないようだったのでまだまだ落ち着かない様子だったけど、
それでも一息ついたようで、
「あなたがいなかったら、私はパニックに陥っていたわ。ありがとう」
って一言。
いや、別におれ何もしてないけどね。
ってか、チリ入国待ち時間とかこのバスの中での会話の内容とか、さっきのカラマでの街の行動見てたら、おれなんかいなくても十分何も問題なく過ごせてたでしょう、ってくらいしっかりしてる子だったと思う。
オマケに英語もペラペラだし、スペイン語もおれなんかと比べるのがおかしいくらい上手だし。
そんな会話をしてたらアタカマ到着。
ターミナルからは普段使わないタクシーで町中まで移動。
すでに夜7時半頃を過ぎて暗い時間帯だったけど、街は観光客で賑わっていてびっくりした。
僕の宿に一先ずチェックインし、部屋の空きがなかったのでミンジの宿探しへ。
まあ小さい町な上に観光地なので一瞬で見つかりそのまま一緒に夜ご飯へ。
朝ウユニを出てからまともに食えてなかったので、ご飯がすごく旨く感じた。
翌日は一緒にツアーオフィスを何軒かあたり、コスパの良さそうな所に申し込んで一緒にツアーに参加してきた。
サンペドロ・デ・アタカマは、チリ北部、標高2400m以上の高地に位置する、チリで最も古い歴史をもつ町。
アタカマ砂漠はアンデス山脈と海岸の山地によって湿った空気が遮断されているため、地球上でもっとも降水量が少ない地域であり、世界一乾燥した砂漠と呼ばれるほど。
また、標高が高く澄み切った空気が天体観測に適しており、ヨーロッパ南天天文台をはじめとする世界の天体観測施設が設けられている。
らしいです!
その中で僕らが参加してきたツアーは、
死の谷&月の谷ツアーと
あと、これは僕一人での参加だったけど、タティオ間欠泉群ツアー。
死の谷のほうは、午後過ぎからのツアーだったので、申し込んだその日に参加。
月の谷。
そこから少し歩き、またバス移動。
死の谷。
「死」はスペイン語でMuerte。そして火星はMarte。
この景色が火星の表面みたいだったが、聞き間違えから死の谷と呼ばれるようになったんだとか。(色んな諸説があるらしいけど。)
ツアー会社の英語解説が早口過ぎてついていけなかったけど、ミンジが後からこの説明をしてくれたりした。
こっちももちろん英語だけど全然聞き取りやすく理解できる。
しかし、やっぱり自然の作り出すものには言葉を失いますわ。
1億とか2億年かけて創り出された自然のなせる業。
夕日の色もバッチグーでした。
ミンジと一緒に。
その日の夜も一緒にご飯行って、
お酒も飲んでたせいか、なんかやたらと話せた気がする。
英語だったけどたくさん話せた。
翌日は早朝5時からのタティオツアー。
タティオ間欠泉は、標高4500メートルにある世界で最高の高さの場所にある間欠泉だと言われていて、いくつもの間欠泉から煙が出ていて、空気は冷たいのに地面は温かいという不思議な状況。
ちなみに早朝の気温はマイナス7℃。
クソ寒かった。(けどウユニのほうがもっと寒かった気がする)
間欠泉ということで温泉もあります!
湯煙が立っているから温かそうに見えるけど、、
ガイドブックにもぬるめって書いてあったから、どんなもんか試しに足湯だけしてみた。
(・・・ほぼ水やん。。。よくこんな所に入っとれるな。。バカなの?)
ちょっと温泉と聞いていたので楽しみにしていたけど、予想以上に冷たくてちょっと残念。
でも湯が沸き出てる所を触ってみるとめっちゃ熱かったので、まあ温泉ではあるようだ。
2時間くらい楽しんだ後、バスでゴーバック。
途中、雪の積もっている場所も寄ってくれたけど、、
雪・・・!
南米で雪が見れるとは思ってもいなかったから、なんかちょっと感動。
こんな感じでツアーは終了。
結構満足。
昼過ぎに帰ってきたので、ミンジはこの日去るかもって言ってたから連絡してみると、明日の飛行機になったらしい。
逆に僕が次の日の朝8時のバスでアルゼンチンに向かうため、最後の晩餐だねーってことで、また夜飯を食べに行った。
ミンジとの会話は楽しかった。
彼女は高校生の頃2年間アメリカの学校に通っていたらしく、すごく英語を流暢に話すし、英語としての話し方も丁寧だった。
おかげであっちの英語のスキルは全然僕より上なはずなのに、すごく理解しやすかった。
訛りがなく、単純にこっちが単語を知らない限りは聞き取れないということがなかった。
そしてその知らなかった単語もそれってどういう意味?って聞き返すとまた丁寧に解説してくれたりする。
こっちの何度も詰まって話す言葉にもじっくり耳を傾けてくれたし。
普段、ネイティブや欧米人との会話だとこうはいかない。
聞き返す間がなかったり、分からなくてもなんとなく頷いて分かったフリをしてしまったりする。
ミンジに限った話じゃないけど、そもそも文章の作り方が韓国人と似ている気がして(勝手な思い込みかもしれんけど)会話が成立しやすい。
なんか話が合う。
気づいたんだけど、僕は韓国人との相性がいいのかもしれない。
アジア旅でもなんとなく感じてたし、色々と国の文化も似てるせいかもしんないけど、
少なくとも僕は韓国人に対して好感を持てる。
おれだけ?
他の日本人旅行者の方どうですかね。
とまあそんな感じだったので、チリ入国から3日間ほど一緒に過ごす時間があり、楽しくたくさん話すことができた。
アタカマ自体も良き観光地でいいものが見れたと思っているけど、チリでの思い出はミンジとたくさん英会話したことかもしんない。
普通に観光して終わるはずだったかもしれない場所が、変な縁で一緒にしかも韓国人と周ることになるとは想像すらできんかった。
日本人同士なら一人ずつで行動していたら、会った時にせっかくなので一緒に行動しましょうか、ってなると思う。
でも相手が外国人ってなると、やっぱり心境は違う。
僕はこういうのを旅に求めているのかもしんない。
でも言葉の壁だったり人見知りだったりでそーいうタイミングって僕は実は少なくて。
同じ宿に泊まっててツアーに一緒に参加するとかはよくあるけれど、ガッツリ話すってのはやっぱり貴重な経験。
もちろんこれまでも仲良くなれた(と思っている)外国人の友達は何人もいるけどね。
半強制的な感じで一緒に行動さざるを得ない状況だったからかもしれないけど。
でもやっぱり、こっちの英語力のせいで会話が途切れたり、んん?ってなる状況があって、
話が盛り上がる所で・・っ、って感じがあったから、悔しかったりする。
頑張りますねおれ。
日本帰ったら誰か、僕の拙い英語力アップに付き合ってくんないかなー。
以上!チリ編でした!
写真はミンジと。普通に可愛くない??
チリ・アタカマ砂漠に行って来た。たぶんおれは韓国人との相性がいいんだと思う。
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