僕がメデジンにある日本人宿『守破離(シュハリ)』を声を大にしてお勧めしたい理由


メデジンには9日間滞在。その間、僕は『守破離(シュハリ)』という宿に泊まっていました。
(予約はFacebookページから直接オーナ-へ連絡)
 
 
 
前回の記事で紹介したように(→前回の記事はこちら。)
僕がメデジンに長く滞在してしまった理由の一つに、この宿の存在がある。
 
メデジンという街が自分に合っていたという点を除いても、今回延泊し続けたように、僕はおそらく同じ行動をとっていたと思う。
そもそも同じ宿に9日間も連泊するっていうのは、僕の旅のスタイルからはそうそう無い。
 
同じ街に留まるにしても、別の宿にも泊まってみたいと思うからだ。それは今までもそうだった。
というかむしろもっと滞在したかったのが正直な所。
いかんせん今回の中南米の旅は期間が決まっているため渋々。。という状態だった。
 
それくらいシュハリという宿が、過ごしやすく快適で沈没したくなるような宿だった。
 
 
そんなわけで、今回はその守破離という宿について記載していきたいと思います。
あくまで個人的な感想なので、他の人にとって良いのかは分からないけれど、今回の記事でこの宿に泊まる人が増えれば幸いです。
(別に仮に増えたからといって僕には何の利益もありませんので悪しからず)
 
 
 

その前に「守破離」という言葉を調べてみた

その前に「守破離」という名がどこから来ているのか気になって調べてみました。
特にオーナーであるユウスケさんには聞いていないけど、由来はこうなのかなーと勝手に解釈。
間違っていたらごめんなさい。
 
 
守破離とは・・・

守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。 日本において左記の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。 個人のスキル(作業遂行能力)を3段階のレベルで表している。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。

「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。

「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

                          引用-Wikipedia,コトバンク

 
なるほどなるほど。
始めてこの言葉を知りましたが、なかなか良い言葉。
人生の教訓ですな。
 
 
そんな疑問も解消されたということで、僕が守破離(シュハリ)をお勧めする理由を記載していきます。
 

日本語と日本文化を学ぶコロンビア人と交流

まずはやっぱりこれ!
僕も人づてにこの宿の存在を知りましたが、ぜひ行ってみたいなぁと思った理由がこれです。
 
ここシュハリには土日に、日本語を学びたいコロンビア学生や働いている人が勉強をしに来ます。
というかいつでもフリーにコロンビアの人たちが遊びに来ます。w
 
日本語を教えて下さる日本人ボランティアの方がいるおかげで成り立っているようですが、僕もその授業に立ち会って日本語を勉強している様子を垣間見てきました。
僕が行ったときはテストの日だったようで、簡単な文を日本語で質問してみたりという内容でしたが、とても興味深い体験でした。
 
 
また、シュハリによく遊びに来るコロンビア人たちがいて、僕も少しだけスペイン語を勉強した&しているので、スペイン語を教えてもらったり、逆に日本語を教えたり。
 
まあ、お互い日本語もスペイン語も微妙すぎて英語での会話がほとんどだったりもするけど(笑)
ただ、中には本当に日本語が上手なコロンビア人もいます。その代表がマルソフ君。
彼はコロンビアで開かれる日本語スピーチコンテストで1位になり、コロンビア代表になるほど。
その賞として今年日本にも行くっぽい。
もう日本語ぺらっぺらのコロンビア人。若干22歳。大の親日家。
 
そんな彼にはメデジンの観光スポット、ボテロ広場やメイドカフェ、日本語クラブにも案内しに連れて行ってくれたりして、本当にお世話になったんです。
美女撮影でも協力・アドバイスもしてくれて(笑)
まあ彼といるとなんの弊害もなくオール日本語になるので勉強にならないんだけどねw
 
 
そんなコロンビア人の彼ら彼女らと一緒に夜ご飯を食べたり、毎日本当に楽しい。
 
旅の醍醐味は、やはりその国に住む現地の人との交流だと僕は思っています。
ただ言葉の壁があったり、縁もきっかけも無い状態で深い交流をするのはなかなか難しいと僕は感じていて、
けど、こういった相手が日本に興味を持ってくれていたり、少しでも日本語が話せたりすると交流の濃さがぐっと上がると思う。
 
「宿」という形態な為、リビングスペースで座ってのんびりしながら、自然な流れで毎日交流することができるし、時間もあまり気にしなくてよかったりする。
一緒にバスケしたり他の街へ遊びに行ったりもして、こんなに他国の人たちと交流するとは思いもしなかったです。
やはり、もう少しここに留まりたかったなぁ。
 
 

様々なアクティビティを開催してくれる

僕がメデジンを訪れた時は、ちょうど夏休みに入るタイミングだったようで、平日休日問わずコロンビア人のみんなが集まりやすい状況でもあり、いろんなアクティビティをシュハリオーナーのユウスケさんが企画してくれました。
 
時には近くの公園にバスケをしに行ったり

この時は同じくバスケで遊んでいた現地コロンビア人がいて、一緒にゲームしたりしてめっちゃ楽しかった。
しかもダンクが見れるオマケ付き。こんな所でダンク見れるとは。。。ってかジャンプ力半端ない・・・
 
夜景が綺麗に見れる場所にユウスケさんが車で連れて行ってくれたり。
 
他にも近郊の街へ遠足に行ったり、カラオケ大会を開催したり(YouTubeでマイク無し)
 
これもまたコロンビア人のみんなと一緒に参加するので、いい交流の場。
こういったちょっとした企画を、宿に泊まっている人に呼び掛けて開催してくれるので、退屈することもないし同じ宿泊者とも仲良くなれる。
 
「いい宿」の条件って、ただ単に泊まる場所の提供じゃなくて、こういった交流する場を促してくれる所かなぁって思う。
 
 

夜ご飯はみんでシェア飯

日本人宿に泊まる目的って人それぞれだと思うけど、僕は「日本食、もしくは日本食に近い味の料理が食べれる」という点があります。
その点、ここの料理は本当に美味しかった!
 
毎日夕食は、宿で作った料理をみんなでシェアして食べる、いわゆるシェア飯。
別に食べなくても問題ないけど、宿泊者と一緒に、しかも美味しい料理を食べられるので参加しない手はないと思う。
そして200円弱という超低価格。神。
 
オーナーのユウスケさんが調理してくれるんですが(宿泊者はお手伝い)
日本のカレーを作ってくれたり、炊き込みご飯とかコロンビア料理なんかも作って教えてくれたり。
 
こうやって同じ釜で作ったご飯をみんなで話をしながら楽しく食べる。
そこに国籍の違いも年齢の差も関係ないし、それだけでお互いの壁が自然と無くなっていくような気がする。
 
シェア飯っていいよね。
 
 

外・内装、共有スペース


宿の外・内装はこんな感じ。
 
僕がいいなぁと思ったのは、1階のキッチン・リビングとなる共有スペース。
 
居心地よく居座れるのでみんなここに集まってくるけど、変に話や交流を促される狭さでもなし、絡みにくい遠さでもない。
宿泊者各自が各々の空間でのんびりと過ごせるし、会話をしたり一緒に食事をとってもいい。
「みんなが快適に過ごせる空間」であり「適度な距離感」が存在し「交流の場」でもある。
 
 
ゲストハウス(シュハリは一応シェアハウスらしい)とホテルなどの宿の一番の違いは、この共有スペースの存在意義だと僕は思っていて、宿泊者同士が交流することができ、かつ快適さがあるという面。
 
そしてここには適度な距離感があったと思う。
何かあれば会話に参加することができ、自分の空間も保てる。
僕自身も、この宿では部屋に滞在する時間は少なく、この共有スペースで多くを過ごしていました。
夕食時のシェア飯もこの共有スペースでお食事。
 
 
 
また、オープンしてまだ1年ちょい程度なのでとても綺麗。だし、その手入れ清掃もキッチリ行っていて常に清潔。
たぶんこのクオリティは日本人による日本人の為の宿だからこそ出せるものだと思う。
 
宿最安の6人用ドミトリールームは1部屋だけなので、いっぱいになった場合は屋上のテントでも寝れるらしい(笑)
気温もちょうどいいし。もちろん値引きされるっぽい。
実際に僕が行った時も使っていました。(僕がドミから追い出したような形になってて申し訳なかった。。)
 
正面の外装、内部の絵などもユウスケさんのこだわりが表れていて、いい味を出していたんじゃないかと。
 
そして1泊の値段がかなり安い。これだけ快適な宿だからもうちょっと値が張ってもいいんじゃないかと思ったけど、長期旅行者にとってはとてもありがたかった。(もしかしたら今後値上げする可能性もあるのでここでは値段は記載なしで)
 
Wi-Fiも早いし、3泊以上なら洗濯機も無料という素晴らしいサービス。お湯も申し分ない。
これは確かに出発したくなくなるよ・・・
 
 
 

まとめ

上記の理由があり、僕はメデジンにある「守破離(シュハリ)」が本当に良い宿だと思いました。
 
あとは大きくは書かなかったけど、よく分からん超長期滞在者がいなかったことも理由の一つ(笑)
たまにいる数か月とか年単位で滞在している旅行者。オーナーでもないし宿の管理人でもないのにずっとそこにいる人。別に悪い人じゃない場合も多いけど、僕はなんかちょっと苦手。これは余談ですね(笑)
 
 
 
日本を周っていた時もゲストハウス巡りをしていましたが、ここまで条件がそろっている宿はあまりなかったと思う。
もちろん外国だからこそ作れる部分はあるとは思うけどね。
 
日本人と外国人との交流がある
宿泊者同士が気軽に話せる・交流できる
その地域の良さを知ってもらう催し
宿の快適(清潔、Wi-Fiが早い、旨い飯)
 
どんな宿が好みかは人それぞれだと思うけれど、
僕にとっての理想のゲストハウスがここにはありました。
 
 
またこの宿を創り出しているのがオーナーのユウスケさん。
メデジンの良さをもっと多くの人に知ってほしいという想いも伝わってきたし、それをシュハリという宿を通して伝えようとしているようにも感じました。
 
やはりイケてる宿ってのはそこに費やされた熱量なんだと思う。(最後は結局精神論w)
 
 
以上、おすすめ宿情報でしたー。
 
 
(※現在は閉鎖しています。メデジンに来た際はここではなく、Booking.comなどを利用して宿泊先を探してください。)


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Booking.com、Agodaなどさまざまなホテル予約サイトの価格を比較して、周辺の安いところを探せるサイトです。いくらくらいで滞在できるかサイトに飛んで調べてみてくださいね。

 

伊藤 祐矢

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  • 僕の事と守破離の事を紹介してくれてありがとうございます!
    これからもブログをとても楽しみにしています!

    • マルソフ!コメントありがと!
      これからも守破離とマルソフの活躍を期待してます。
      今後もこのブログをよろしく!

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Published by
伊藤 祐矢

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