投資せよ!老後に備えて資産運用!
とか言われても、なんの知識もなしに始めるのって不安ですよね。
今回は、投資初めて!初心者!という方のために、投資の基本的な考え方を紹介します。
結論からいうと、投資は「投資信託」で”インデックス型”の銘柄を選んでいけば大丈夫と思いますが、とはいえ、まずは投資の基本を知らないと目隠しで道を歩くようなものです。
少しずつ投資の勉強をしていきましょう!
投資の3つの基本
上手に資産形成をするために、そしてリスクを抑えるために、投資には3つの基本があります。
長期
積立
分散
長期投資→複利効果を利用する
投資というと短期で利益を獲得するというイメージが強いかもしれませんが、投資信託で資産形成をするには「長期投資」が基本です。
短期で利益を出すためにはリスクを取って個別株などで勝負するしかないです。
投資信託での資産運用は、運用期間が長ければ長いほどメリットが大きくなります。その根拠は「複利」が影響しているからです。
利息の計算方法は、単利と複利の2種類があります。
単利とは、利息を元本には組み入れず、元本部分に対してのみ利息がつくものです。元本部分は預けた当初の金額から増えることはありません。
一方、複利とは、預金から得られた利息を元本に組み入れて、利息がつくことです。こうすることで利息が出るたびに元本が増えていきます。
「複利効果」とは、運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく効果のことをいいます。
複利とは上の図のように、元本についた金利を次の投資にも活用して、どんどん元本を増やしていく運用方法。
最初は、この複利効果もわずかなものですが、長期で運用していくことで、この複利効果をどんどん大きく利用することができます。
積立投資→ドルコスト平均法で投資
投資は、ドカンといきなり全額を投入して買うのではなく、毎月同じ金額を買い続ける積立がオススメです。
これを「ドルコスト平均法」と言います。(※ドルと付いていますが外貨のドルは関係ないものです)
株価の値上がりによって買うタイミングが重要になってきますが、どんな時も一定の金額で購入し続けることになるので、高い時も低い時も一定額を投下することで平均買い付け価格を下げることができます。
例えば、1株100円の時だったら100株買えて、もし価格が下がって1株50円になったら200株購入できるのです。
そしてまとめて投資金を投入するより1回あたりの購入単価が安くなるので、リスクを抑えることもできます。
決まったタイミングに同じ金額の金融商品を、自動で購入する積立投資は、最初の設定さえ済めばあとは「ほったらかし」でOK。忙しくても始められます。
分散投資→投資信託で分散OK
投資のリスクを回避する方法のひとつが、異なる値動きをする金融商品を組み合わせた「分散投資」です。
一つの金融商品の値が下がっても、それと異なる値動きをする金融商品が値上がりして損失をカバー。結果的には大負けせず、値動きをマイルドにしてリスクを抑えることができます。
日本の株式・債券に加えて、先進国や新興国の株式・債券といったように異なる地域も組み入れることで、よりリスクを分散できます。
その辺を踏まえると、基本的にパッケージ化された「投資信託」が、この分散投資に向いた金融商品と言えます。
そして投資信託にも色々あるので、何種類かの投資信託商品を買って、分散投資するのが初心者にはオススメ!
長期投資で複利効果を最大化する
ドルコスト平均法で積立投資することで、価格変動のリスクを減らす
投資信託で投資先を分散投資
投資には必ず『リスク』が存在する
基本を学んで投資していけばリスクは下げられますが、リスクが無くなることはありません。これは大前提ですね。
お金が増える可能性があるということは、お金が減る可能性もあるということです。
当たり前ですが、それが「投資」です。
じゃあ、リスクを避けて投資はやめたほうが良いのかというと、それも間違えで、
「安全に銀行貯金」と思っていても、インフレでお金の価値が減る可能性もあります。
100円で買えていたものがインフレで110円に値上がりしたら、保有していた100円玉では買えなくなりますよね。資本主義の中で生きている限りインフレは避けられません。
つまり、生きている限り100%安全な状態でお金を保管することは不可能であり、投資についても少しはリスクが付きものだということは理解する必要があります。
余剰金でやる
またリスクを抱えないためにも、投資は必ず「余剰金」で行いましょう!
利益を最大化するために元金をできる限り増やそうと、生活費も投資に回したり借金してまで投資するのは危険ですね。リーマンショックなどの株価暴落が起こった場合に対処できなくなります。
投資しすぎはNG(自己投資にも回そう)
また、将来のことを考えて投資をするのは良いんですが、今を楽しむためのお金まで全てつぎ込むとしたら、、、なんだか本末転倒な気もします。
老後になってお金に困らなくなっても、歳を取るとそこまでアクティブに遊べなくなるし、若い内に、海外に旅に出たり本を読んだりと、経験や勉強に「自己投資」するのも必要だと思います。
初心者にオススメの投資方法とは?
初心者が安心して投資するためには、「長期・積立・分散」の考え方を元に、複利を活かしてドルコスト平均法で積立、分散投資していくのがオススメです。
特に、「投資信託」であれば、これらの基本に沿ながら投資していくことが可能なので、ぜひ始めてみるといいと思います。
詳しくは、別記事でも紹介しています。
まずは毎月1万円から
むしろ投資信託なら100円から始められますね。
リスクはあるけれども、とりあえずやってみよって感じで投資を始めて、たまに損益を見てましょう。
すると、プラスだったりマイナスだったりして、こういった経験から「投資への興味」が湧き、学んでいく過程になります。
自分なりの視点や分析で別の投資信託を買ってみてもいいですし、この銘柄が良いと思ったら金額を増やしていく。
さらにリスクを取れる人なら「個別株」とかもありだと思います。ただし、株は企業分析など時間も掛かるものなので、慎重に踏み入れたほうがいいと思いますよ。
投資信託の始め方
投資信託は、証券会社に口座を開設すれば始められます!
投資信託の購入は、口座さえ開設できればすぐに始められます。しかも、口座を作る費用は無料で、年会費などもありません!
ただ、口座を開設するには少し時間が掛かるので、もし、どうしようかな・・と悩む人がいればとりあえず口座開設の手続きを進めておいたほうがいいですよ。
証券会社は「ネット証券」を使いましょう
- SBI証券
- 楽天証券
色々な証券会社がありますが、基本的には「SBI証券 or 楽天証券」でOKかなと思います。
手数料が格安ですし、銘柄も十分に多いし、サイトも使いやすいので問題なしです。
僕は楽天証券で始めました。楽天経済圏で生きるようになったのも、この口座開設がきっかけだった気がします。特に不満もなく始めやすかったです。
100円から始められますよ!
※開設途中で「特別口座」について迷われるかもしれませんが、利益が出た際に自分で確定申告をしないで済むので、「特定口座を開設し、源泉徴収を選択する」が便利でいいです。
楽天証券ならポイント投資も可
僕は楽天証券を利用していますが、貯まった楽天ポイントも投資に使えるのでオススメですね!
2000ポイントで投資信託を購入しています。
Tポイントで株投資も可能になりました
また、最近ではSBIネオモバイル証券で、なんと「Tポイント」で「株を買える」ようになりました。
株は投資信託よりリスクが上がりますが、Tポイントという余剰金(もはやお金ですらないですが)を使えば、1円の損にもならないので試してみたいですね!
投資の入り口がどんどん広がって来ています!!
投資先の銘柄(ファンド)
投資の入り口はインデックス投資
投資信託には、インデックス型、アクティブ型、バランス型とありますが、初心者にはインデックス型の投資がいいと思います。
思考停止のような投資ですが、放ったらかしにも関わらず、リターンを大きくできる可能性が高いです。
まずはネット証券で積立投資の設定をして、とりあえず3ヶ月くらい放置しつつ様子を見てみましょう。
これが最初の入り口かなと思います。
手数料が安いものを選ぶ
また、銘柄(ファンド)を選ぶ時の注意点ですが、「販売手数料」と「信託報酬」の低いものを選びましょう。
①販売手数料→販売時にかかる手数料
②信託報酬→ファンドを運用するための運用報酬
販売手数料は販売時だけに掛かる手数料で、信託報酬は毎年掛かり、途中で解約した場合は、月割りでの手数料が掛かります。
楽天証券には、販売手数料が無いものや、信託報酬手数料がかなり低いものがあるので、注意してみるといいですよ。
投資信託のおすすめ銘柄(ファンド)
というわけで、僕が楽天証券で買っているものだと、
楽天VTI(楽天・全米株式インデックスファンド)
楽天VT(楽天・全世界株式インデックスファンド)
eMAXIS Slim系
なんかがあります。主に米国株を中心にした投資信託ですね。手数料もかなり安いです!
過去の実績を参考にするとアメリカ集中が正解で、ただ、分散投資の意味で世界全体に幅広くした銘柄も買っています。
あまり人気のない銘柄を買ってしまうと、途中で運用ストップもありえるので、利益が上がっている銘柄を選んでいくことも注意ですね。その点、上記の楽天VTI、楽天VT、eMAXIS Slim系は問題なさそうかなと。
銀行預金はオワコンなので、買って放置
銀行預金でお金を保有していても、お金はほぼ増えないですし、インフレなどを考えるとむしろリスキーです。
投資信託のインデックス型なら、買って放置すればいいだけなのでOKです。
正直、買ってからやることないので、ほったらかしで資産運用ができます。
たまに利益とか見ながら銘柄の内容を調べてみて、何となく値動きのことが分かってきたら投資額を増やし、さらに株式投資へのステップアップ台にしてもいいかもですね。
引き続き投資とお金の勉強はしていきます!