レディボーイという存在について

 
まず始めに断っておくが、おれは”男”である。
これはこれまでの人生において、そして今後も決して変わらない事実だろう。
また、その真反対にあたる”女性”を当然好む。そこに一切の迷いはない。
それを踏まえた上で話をしよう。
 
 
 
世界一周に出て、もっと言えばフィリピン、タイという国に来て、
ゲイ、そしてレディボーイに対するイメージがガラッと変わってきている。
今回は特にレディボーイについてだ。
 
 
以前までは、男でもない女でもない、よく分からない人種として存在していた。
別にその存在を気持ち悪いなんて偏見を持っていたつもりはない。
ただ単に深く考えたことがなかっただけだ。
おれは男で女性を好む。それ以外の人がなんかよく分からんけど存在するらしい。
そんな程度だ。
 
 
彼ら(彼女ら)は、いや、彼女ら(彼ら)の歩んできた人生は、おれたちには想像ができない悩みや苦難があっただろう。
テストの点が悪かったなんてちんけな悩みとは訳が違う。
自身の存在そのものを考えたこともきっとあるだろう。
その心の中にある心境は、おれがレディボーイにならない限り一生分からないものだと思っている。
 
だが、彼女らはそんなものは一切感じさせない。
自身満々といった言葉はちょっと違う気がするが、少なくともなよなよしたレディボーイは見たことが無い。
男一人でレディボーイの前を歩こうものなら、ハァ〜イと声を掛けながら腕を掴もうとしてくる。
夜中1人にそれをやられると恐怖を抱くほどだった。
 
 
だが、そのゴリゴリしたイメージとは対極に、彼女らの”美”に対する追求度は計り知れないものがある。
中にはモデル並といっても過言ではないだろう体型。そしてそれを維持するのはそれ相応の努力が必要なはずだ。
そして立ち振る舞い。声を聞いてみると男だが、話し方リアクションが”女の子”である。
外用だとは思うが、常に勝負服。その服装によって強調された胸は、作られた物だと分かっていても男女問わず自然と目がいくのではないだろうか。
 
気合いの入ったメイクにも圧倒される時がある。個人的には薄化粧が好みだが、女性ということをアピールしたあの化粧には目を惹かれるものがある。
もちろん男顔を隠すために必要以上に濃く化粧せざるを得ないのかもしれないが、それを毎日行うというのは大変なことだろう。メイクをする女性ならその大変さが特に分かるはずだ。
 
 
 
なぜこんな話をするのかというと、
ひょんなことから、おれは「レディボーイショー」というものを見に行くことになった。
若干の興味心はあったものの、そこまで気持ちはなかった。
だが、彼女らの、衣装、キレのある踊り、ストーリー性のある演技、派手な演出。
どれをとっても圧倒された。
これほどまでのショーが今まであっただろうか。少なくともおれの記憶にはない。
宝塚歌劇団のショーを見てからにしろと言われるかもしれないが、記憶にないのだからどうしようもない。
 
 
一応、女性とレディボーイを区別する目は持っているはずだが、
中には、女性と区別がつかないとても綺麗な方もいて、美女を並べてその中に混ざってしまえば全く違和感がないだろうと思うほどの方がいる。
今回のショーにもいた。可愛いとも綺麗とも言える顔立ちで、共に写真を撮らざるを得なかったほどだ。思わず名前を聞いてしまった方もいる。
 
 
今回、レディボーイショーに参加した訳は、現在一時的に旅を共にしている、なつみ氏とえり氏が誘ってくれたからである。
彼女らの泊まるホテルに、たまたま今回のショーに参加していたレディボーイが泊まっていて、ホテル内にあるプールで知り合ったという。
巡り合わせというやつだ。
彼女らが誘ってくれなかったら、いや、彼女らがそのホテルに泊まらなかったら、そこでレディボーイと知り合わなかったら、おれは下手した一生、レディボーイショーというものを見なかったかもしれない。
なつみ氏とえり氏には感謝したい。
そして、レディボーイであるニコラ氏にも当然感謝したい。
彼女らの演技は素晴らしかった。特に彼女の動きのキレは特段と目立っていた気がする。
今後、彼女らが幸せな人生を歩んでくれることを心から願う。
おれは彼女らをリスペクトする。
 
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最後にもう一度だけ念を押させてほしい。
おれは男である。恋愛対象となるのは女性である。レディボーイを好きになったこともなることもないと思う。
もちろん、将来のことは誰も分からない。ゆえに100%なんてことは言えないが、少なくとも今はそうである。
新たな扉あけてみるのも経験なんじゃない?なんて言葉をもらったこともあるが、丁重にお断りしたい。
 
 
※もし、このブログを不快に思う方がいたら連絡をほしい。
そんなつもりはないが、レディボーイに対して失礼な文章になっているのであれば僕の意思とは関係なしに削除したい。
 
 
追記
【about existence of ladyboy】

I went to see ladyboy show.
Why I went there, because my friends Natsumi and Eri invited me this show.
They have met ladyboy who member of the show that we went.
at first, I wasn’t interested about ladyboy show, but It was so nice !!
costume, dancing, direction and performance
it was all excellent !!
I have never seen like this show.
I appreciated Natsumi, Eri and Nicora of ladyboy.
If you didn’t invite me, I will never go to see ladyboy show.

I should have eyes that can distinguish about woman and ladyboy. but there are some cute and beautiful ladyboys who can not distinguish for me.
I saw beautiful ladyboy at this show.
If she(he) mix with real beautiful women, we won’t feel incongruity.
I think they always make an effort about their looks face, makeup, figure, how to talk, reaction and clothes.

I respect them.
I hope they will spend with happy life for them.

But I say carefully, I am a man.
I love woman.
I don’t love ladyboy.
Don’t get me wrong.
 


人生に悩んでいる方

コーチングというものに出会い、コーチングを通して自分自身を大きく理解し、たくさんの経験や悩みや葛藤などを経て、ここにたどり着くまでの事を赤裸々に綴っています。

僕のこれまでの経験や考えてきたことを伝えられたら嬉しく思います。
少し長いですが、お楽しみいただけると嬉しいです。


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