旅再開1ヶ国目は、トルコのイスタンブールを選びました。
そこから中東各地域を巡ってアフリカに入るつもりでいます。
今回はその「中東」という地域を論点に、少し話そうと思う。
イスタンブール行きチケットを取ったのは昨年の10月。
それからイスタンブールを主にテロ事件などのニュースを何度か見ることがありました。
(シリアなどの常時内戦地域は今回は論点から外して話します。)
年始早々にはイスタンブールでナイトクラブでテロによる銃乱射事件があったのは僕の中でも印象に残っています。
そういったニュースはもちろん多くの方の目に触れるので、僕以外の人もご存知の方がたくさんいました。
また旅に出ます、まずはトルコに行きます。
ということを話すと、まず言われるのが十中八九
「止めたほうがいいよ」
という一言でした。
理由は聞かずとも上記で述べた内容があるからだと思います。
ごもっともな意見で、正論だと思います。
なにかあったらどうすんの?
その通りです。
テロに巻き込まれて命を落とす危険性も確かにある。
一方で、トルコは親日。というのはよく聞く話で、
旅先で会うトルコに行ったという人に聞くと、親切でいい人ばかりだったという話もよく聞きます(もちろん他の国と同様で騙してくるような人もたくさんいると思う)
さらに、個人的な話ですが、学生の頃の同級生が最近転勤でトルコに住むことなったみたいなんですね。
連絡があって、イスタンブールにいるからトルコ来ることがあったらぜひ寄ってねーと。
1月から住んでいるみたいで、慣れない海外で戸惑うことも多いようですが、テロに巻き込まれることは無くむしろ現地のトルコ人に助けられることも多いみたいです。
そういった「人」のことを考えると、
テロが起こった→危ない→行かないほうがいい
っていう発想はちょっと納得いかないんですよね。
テロが常時起きているわけでもなく、トルコに住んでいるトルコ人や、さっき言った同級生の友達もトルコで普通の生活を当たり前にしています。
普通に仕事しているし、普通に買い物もして、学校にも行っている。
友達とカフェでおしゃべりもするだろうし、日本と同じように過ごしてるんですよね。
なのに、その先入観だけで、そこの国には行かないほうがいい。
っていうのは、
その国住んでいる人、トルコならトルコ人全ての人を否定しているような、そして僕の同級生の存在を否定しているような、
「行かないほうがいい」って言われると、そんなことを言われているような気分になるんです。
実際に行って自分の目で見て肌で感じてきた人が言うのならともかく、
行ったこともないやつが何を根拠にそんな事言うの?
僕はそう思います。
もちろん僕も悩みました。
安いチケットだし捨てようと思えば捨てれるし、テロに遭遇する可能性も言われているようにゼロではない。
でも僕はその何万分の1の危険性よりも、1分の1のそこにある日常を選びたいと思いました。
そこに住んでいる人たちと対等に接したいんです。
まあ、海外にあまり行かない人にとっては、
トルコもシリアも同じ「中東」でしかないんだろうな。
一括りで危ないで片付けてしまって。
僕自身もまだ初めての中東地域なので、イランもイスラエルも行ってないのでなんとも言えませんが、
きっとイメージと違うものがたくさんあると思う。
イメージだけで、先入観だけでモノゴトを片付けてしまうのは残念で仕方がないです。
そういった世界のリアルを僕は自分の目で見てこようと思う。
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