14ヵ国目 エクアドルはキトに来ています。

img_0 (1) 2016年6月21日~23日 エクアドル・キト
 
 
 
 
楽しかったメデジン滞在を後にして、次の国はエクアドル!
 
に行くために、いよいよ南米長距離移動がやってきました。
記念すべき第1弾は、コロンビア・メデジンからエクアドルの首都キトまで、総移動時間27時間半!
 
コロンビアは他にも寄りたい場所があったから、刻んで行けばそんな長時間乗る必要はなくなるんだけど、今回は断念。
メデジンから国境に近い「イピアレス」という街までダイレクトで移動します。時間にして20時間半。
イピアレスには「ラスハラス教会」というのがあり、若干楽しみでもありました。
 
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渓谷にそびえ立つ教会。世界で一番美しい教会とか呼ばれてるらしいけど。もう言ったもん勝ちだよね。
 
まあ、普通だったかな。よく分からなくてごめんなさい。
ただ、渓谷に何十メートルもの高さの建物を作ったっていうのは感心する。
どういう手順で作ったのかな~なんて、前の職業柄、そんなことを思ったりする。
 
 
 
噂の教会も見たということで、いよいよ国境越え。
 
20160621_143138 さようならコロンビア。よろしくエクアドル。
 
 
そしてまたバスに乗り、目指すは首都「キト」
次は7時間の移動なのであっという間。(という感覚がマヒするのが南米移動。笑)
 
そうして着いたキト。
着いたのが夜11時過ぎていたので、移動も疲れてその日はバタンキューでした。
 
 
翌朝、エクアドル実質1日目。
今日のスケジュールを考えつつネットで情報収集していた時のこと。
共有スペースで。
 
 
「あれ?さっきなんか見たことある人が通ったような・・・」
 
 
もう一度その人が僕の目の前を通過して分かった。
 
「ああ!!!」
 
なんとコロンビア・メデジンで出会ったハナテさん!
あの時はカオリさんの授業に一緒に参加して昼飯食べたり、バスケもしたりして。
コロンビアから南下するって言ってたからルート的にはほぼ同じになるけど、
まさかさっそく再会するとは。。。
 
こういう旅仲間と再会するのはやっぱり面白い!
 
 
 
っというやりとりをリビングでしていたら、実はそこにもう一人日本人いた!(笑
びっくりするわ-w
 
 
ヨウスケさんという人で、話を聞くとどうやら、エクアドルにスペイン語の留学で来ているらしく、
そしてつい先日、エクアドル地震のボランティアに行ってきたらしい。
 
 
ボランティア・・・
 
 
皆さんは覚えていますか?
約3か月前の4月14日。日本の熊本で地震があったことを。
まあそれは記憶には当然あると思うけど、なんだかすでに過ぎ去ったものとして扱っている人が多いんじゃないかって。
 
そして、その2日後。
4月16日、ここエクアドルでも大きな地震があったことは皆さんご存知でしょうか。
 
 
時期が熊本と被っていたため、なんとなく他人事ではない気がしていたエクアドルの大地震。
でも、その地震での被害だとか今の現状だとか、そんなものは全く知らなくて、でもきっと現地ではボランティア活動はなにかしらあるんだろうなとは思ってた。
 
 
でもツテも情報も何もないし、そんな状態で行けないよなぁ。なんて気にはなってたけど、ボランティアは勝手にあきらめてた。
 
 
でもこのタイミング。
 
たまたま泊まった宿にボランティア帰りの日本人学生がいてそれを紹介してくれる。しかも彼は普段宿泊はホームステイ先で今回はたまたまらしい。
そしてハナテさんもボランティアに興味があるということで、一緒に参加する仲間がいる。
 
これも何かの縁としか思えない。
 
 
正直エクアドルにはあまり興味がなくて、
エクアドルといえばガラパゴス諸島でしょ!ってなる人が多いけど、
なぜか僕はそこまで興味が出ず、まあ動物好きの人にこんなこと言ったら殴られそうだけど。
 
 
とにかくエクアドルは2、3日滞在で終わらすつもりだったんだけど、すごい楽しみになってきた!
 
 
 
 
世界のリアルを知る。
エクアドルのリアルを知る。
この時期に世界を旅している僕にとって、エクアドルのこのタイミングはこの時だけ。
 
旅のついでにちょっとボランティア。なんて偽善だとか言われそうだけど、きっと何か役に立つことがあるはず。
どんな形であれ、そこに困っている人がいるんならたったの1日でもボランティアは意味のあることだと僕は思う。
 
 
 
そんな感じで話もまとまり、僕とハナテさん、ヨウスケさんでご飯を食べに行くことにした。
ローカルバスに乗って。
 
 
事件はこの後起きた。
 
 
 
 
 
30分ほど乗って途中かなり混み始めたバス。
 
僕はショルダーバッグにリュックサックというスタイルだったので、混み始めたくらいにリュックサックを前にして防犯対策のスタイルでバスに乗り続けていた。
キトの治安は調べてなかったけど、まあリュック前というスタンスはどこでもやるようにはしてた。
 
 
無事目的のレストランへ着き、リュックを足元に置きテーブルに座り、ショルダーバッグにいつも入れている携帯を出そうとした。
 
で、気づいた。
 
 
「あれ?ショルダーバッグが開いてる・・・」
 
 
閉め忘れてたかな?って最初は思った。
たまにお金を払うために開けてそのまま開けっ放しにすることがあるから。
 
 
でも、あれ?携帯もない・・・
 
開いていた場所にいつも携帯を閉まっている。
ポケットにもない。そもそもポケットに携帯なんて入れない。危なすぎて。
途中脱いだ上着にもない。カバンにも入れた覚えなんてない。
 
もしかしたらここに来る前、ボランティアの話を聞きに行ったオフィスに置き忘れてきたのかも。
記憶が曖昧だったので、無理やりそんな可能性を探ってみた。
 
だって盗られるタイミングなんてなかったはず。
ショルダーバッグは常に体の前で、そしてリュックも前に。
 
 
いつ?
これで気が付かなかったのか??
 
 
一応、置き忘れてきたかもしれないということで、帰りに寄ろうと再びバスに乗った。
また次も混んでいたので、同様なスタイルでバスに乗り込む。
 
 
バスは走り始め、数分経って、、
 
 
 
一瞬リュックと自分の体の間にあるショルダーバッグに違和感を感じた。
なんか引っ張られるような。
 
その瞬間身を動かしてその方向から体を離した。
 
 
(ショルダーバッグのチャックが半分開いてる・・・)
(誰か開けようとしたんや・・)
 
 
バスの車内はかなり混んでいたので、正面の男なのか、その左右隣の人なのか、
誰かははっきりしない。そもそも分かった所でどうしようもない。
言語的にも、こんなバスの中で騒いだって何にもならない。
 
 
「クソっ、じゃあやっぱり行きのバスでもこんな風に盗られたんや。。」
 
 
まあ盗られたのはもうどうしようもない。あきらめるしかない。
ただ、このシチュエーションで?
ショルダー前でリュックも前。その挟まれた形で存在しているショルダーの中身をスろうとしてくることが恐ろしかった。
し、それに気が付かなかった自分が怖い。
 
 
あとで調べたら観光客でなくても地元の人でも被害は多発しているらしい。
完全にプロの犯行。
 
「ここまで気が付かんのや。。」
 
 
これでも盗難に対する意識が甘いことを教えられた。
 
 
幸い、カメラの写真はWi-Fiにつなげば勝手にバックアップするようになっているから、失った思い出は無い。
忘れたくないメモも自分宛にメールして保存していたりするので、損害は携帯そのものだけ。
 
ただ、直前に撮ったボランティア情報(写真)はバックアップできてない。
けど、ハナテさんも写真撮ってたからそれを頼りにすればいいや。
 
 
またやられた自分が情けなかったけど、気を取り直してエクアドル観光を楽しんだ。
案の定、あんまり楽しめなかったけど。
 
 
 
 
次の日の夜行バスで「カノア」という街まで移動というスケジュールだったので、
ハナテさんと一緒にバスターミナルまで、またローカルバスで向かうことにした。
 
 
昨日のこともあったので、いつも以上に警戒して僕は乗っていた。
ショルダーバッグにも南京錠をつけ、サブバッグにもカバーをつけるようにした。
 
始めはすごい混んでいたバスも徐々にすきはじめ、気持ちに少し余裕ができた頃、
 
 
 
「ない・・・」
 
焦りながらポケットを確かめ、ハナテさんが言葉を放つ。
 
 
どうやら携帯をスられたらしい。
 
ハナテさんまで。。
 
 
 
事件が立て続けに起き、意気消沈の二人だったけど、性格が似ているのかまあどうしようもないよねって開き直りが早かった(笑)
 
 
ただ、一番の問題は、
ボランティアの詳細が一切分からなくなったこと。。。
 
 
ボランティアのプロジェクト名、僕らをバス停まで迎えに来てくれる人の名前など。
それが分からないと現地についても誰にも何も聞けないじゃん。。
 
 
その迎えに来てくれる人と無事合流できればいいんだけど、
残念なことに、聞いていたバスと出発時刻が違っていて、もちろん到着時刻も変わる。
これでその可能性も低くなった。連絡先の番号も分からない。
 
 
 
そんな状態でとにかく僕らはバスに乗り込み、「カノア」という街まで行くことになった。
 
 
この不運の連続が、まさかこんな出会いをもたらすとは知らずに。
 
 
(次回に続く)
 
 
 
とか最後ちょっと小説っぽく書いてみたけど、
次回はエクアドルのカノアという被害の大きかった街でボランティア(サーフィン)しに行った話。w
 
 
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人生に悩んでいる方

コーチングというものに出会い、コーチングを通して自分自身を大きく理解し、たくさんの経験や悩みや葛藤などを経て、ここにたどり着くまでの事を赤裸々に綴っています。

僕のこれまでの経験や考えてきたことを伝えられたら嬉しく思います。
少し長いですが、お楽しみいただけると嬉しいです。


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